飾ったり、抱っこして遊んだりする人形「ドール」に対し、指や糸などを使い、動かして楽しむために作られた人形全般を「パペット」と呼びます。人形自体に手を入れてや指で動かすもの、人形の部位につけた棒（スティック）を操作して動きをつけるもの、糸で吊って操るように動かすマリオネットなど、構造や見せ方にも多彩なバリエーションがあります。本書は、アジア、アメリカ、ヨーロッパ問わず世界各国に伝わる「パペット」を紹介したビジュアルブックです。個人で楽しむもの、特殊な舞台装置を組んでお芝居として発表するもの、日本の文楽や人形浄瑠璃のような伝統芸能もあり、人形を通じた世界の演劇文化を知ることができる名著です。カヴァー角に若干のスレ、本体見返しに経年によるシミと黄ばみあり。中身は状態良好、読むことに問題なし。HARRAP,London より1967年発行。 Title/ The Puppet Theatre of the Modern World Published/ HARRAP,London 1967 Notes/ Hardcover 285×255mm 238p