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1.顔について
¥2,750
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2.終末の文学
¥2,750
残り1点
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3.芸術と芸術家
¥2,750
残り1点
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4.人生の手帖
¥2,750
残り1点
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5.モンマルトル便り
¥2,750
哲学者・矢内原伊作が、これまで様々な媒体で発表してきた文章を改めて見返し、自身が愛着をもっているものだけを選んだという自選の選集です。全5巻から成り、それぞれにテーマを設けて編集されています。
第1巻「顔について」
著者の、はじめて本として刊行されたエッセイ「顔について」を含む、7篇で構成された一冊。「旅について」「山の感想」「石との対話」など、著者自身の好む主題を中心に「エッセイ」というものについての著者の考え方、基本となるものを集めた巻です。カヴァー背に若干のヨレあり。本体中身は美品。帯、月報付き。みすず書房より1986年発行の初版。
第2巻「終末の文学」
文学に関して書いた数多くの論文の中から、著者自身が特に主要なもの、愛着あるものとして選んだ4章立て構成の一冊。「小林秀雄論」「堀辰雄の文学」のほか、海外文学についての章、更に友人である宇佐見英治氏の著作についての書評や、「串田孫一君のこと」も収録した「文学の周辺」は、著者の交友関係も文章を通して知ることができます。カヴァー背に若干のヨレあり。本体中身は美品。帯、月報付き。みすず書房より1987年発行の初版。
第3巻「芸術と芸術家」
近代西洋の芸術思想、近代日本の芸術思想など、芸術領域に目を向けて綴ったテキストを集めた一冊。鎌倉の神奈川県立近代美術館で開催されたルオーの版画展を観て感激した著者が、熱冷めやらぬままに書いた一篇、自身がモデルを勤めたアルベルト・ジャコメッティについての一篇などを読むと、対象となる芸術家の姿の向こうに、誠実で真摯な著者の姿が浮かび上がる。本体天にわずかなシミあるほかはは美品。帯、月報付き。みすず書房より1987年発行の初版。
第4巻「人生の手帖」
「孤独について」「平和について」「友情について」など人生における普遍的な事柄について綴り、戦後まもなく発表され、長く読み継がれてきた12篇からなる1章。それに自身の幼年時代や学生時代、戦争時の日記などを集めた回想、故人を思い返す追憶の章と、全部で3章からなる一冊。矢内原伊作という一人の人物を形成してきた、彼の足跡をたどるような巻です。本体天にわずかなシミあるほかはは美品。帯、月報付き。みすず書房より1987年発行の初版。
第5巻「モンマルトル便り」
1954年フランスに渡った著者が、2年間暮らしたパリでの見聞録をまとめた一冊。住んでいた屋根裏部屋や、移動中の車内から、友に宛てた手紙のようなスタイル、日記のように綴った文章などを読むと、海外で暮らす著者の、いつもより親密に語りかけてくる様が新鮮に思えてきます。ジャコメッティに紹介されて会ったサルトルの話、ジャコメッティの故郷スイス・スタンパを訪問するエピソードなど、海の向こうの交友関係を知ることができます。カヴァーに若干のヤケがある以外は美品。帯、月報付き。みすず書房より1987年発行の初版。
Title/ 矢内原伊作の本
Author/ 矢内原伊作
Published/ みすず書房 1986、1987
Notes/ Hardcover 195×135mm 216p〜279p
1.顔について
2.終末の文学
3.芸術と芸術家
4.人生の手帖
5.モンマルトル便り