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詩人、谷川俊太郎が24歳の時に出版した三冊目の詩集。自ら「私は自分の青春を、愛を中心にして感じ取り、考えた。愛こそ最も無くてはならぬものであり、それ故に私はいつも愛に渇いていた」と記しているように、一番大きなテーマとして取り組んだ「愛」についての思いや考えが、みずみずしい言葉で、詩として定着した一冊。五部構成42編の詩が収録される。出版社を変えて数回文庫化されたものの、オリジナル。いくつかの詩は後のベスト版的な詩集にも収録されている。創元社より1955年発行の初版。大変古い本の紙質のため、焼けやシミが見られるが全体的に美品。
Title/ 愛について
Author/ 谷川俊太郎
Published/ 創元社 1955
Notes/ Hardcover 175×125mm 145p